コラム

妊娠中に親知らずが痛くなりやすいのはなぜ?

2025/10/15

日本橋駅から直結の日本橋高島屋S.C.にある【日本橋歯科・矯正歯科 高島屋S.C.院】です。
妊娠中は体調の変化でつらいことが多いですが、これまで何ともなかった親知らずが急に痛み出すこともあります。つわりで思うように歯磨きができないこともあり、不安に感じる方は多いはずです。
今回は、妊娠中に親知らずが痛くなりやすい原因についてみていきましょう。

 

妊娠中に親知らずが痛くなりやすいのはなぜ?

◎ホルモンバランスが変化するため

妊娠中は、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が増えます。このホルモンは、親知らず周辺の歯茎にある細菌の増殖を促したり、炎症を悪化させたりする原因につながります。このホルモンの影響で、歯肉炎(親知らずの周りの歯茎の炎症)が起きやすくなり、痛みが出ることが多いです。

 

◎歯磨きが難しくなるため

つわりによって、歯ブラシを奥まで入れると吐き気をもよおしたり、気分が悪くなったりすることがあります。その結果、親知らずといった奥歯の周囲に磨き残しが増えてしまうのです。磨き残しが増えると、歯垢(プラーク)が溜まり、炎症や虫歯を引き起こします。

 

◎唾液が減るため

妊娠中は、唾液の量が減ってしまう方もいます。唾液には、口の中の汚れを洗い流したり、酸を中和したりする自浄作用がありますが、唾液が減るとこの作用が弱くなってしまいます。そのため、虫歯や歯周病のリスクが高まり、親知らずの炎症にもつながるのです。

 

今回は、妊娠中に親知らずが痛くなりやすい理由を解説しました。
妊娠中の歯のトラブルは、ご自身の体調だけでなく胎児にも影響を与えかねません。妊娠していることを伝えた上で、歯科医院に早めに相談してみましょう。

当院では、患者様に対して丁寧な説明と正確な診断をおこない、精密な治療を提供できるように心がけております。
日本橋駅周辺で歯医者をお探しの際は、ぜひ【日本橋歯科・矯正歯科 高島屋S.C.院】までご相談ください。